本作は娘を殺された元夫婦の樋口克、澄子と、犯行時に未成年だった加害者・福田夏奈を描く作品。事件から7年後、酒に依存して現実逃避を重ねてきた克のもとに、夏奈に再審の機会が与えられたという通知が裁判所から届く。夏奈を憎み続けている克は澄子とともに法廷に赴くが、夏奈の釈放を阻止するため証言台に立つ克と、つらい過去に見切りをつけたい澄子の感情はすれ違っていく。さらに法廷では、夏奈の口から彼女が殺人に至ったショッキングな動機が明かされる。...
本作は“絶対にだませない詐欺師”を主人公とするコメディ。超が付くお人よしのサラリーマン・絹咲正(きぬさきただし)は、婚活パーティで出会った浅香澪に頼まれて彼女の父親に会いに行く。しかし、そこにいたのは裏社会にもつながりのある大手ゼネコン社長・貴島だった。貴島から5億円をだまし取ろうとしたものの失敗した澪は、貴島の支配下にあったのだ。リゾート会社社長から10億円を奪ってきたら許すと貴島から告げられた正と澪。嘘がつけず悪いことができない正にとって引き受けられない仕事だったが、彼のあまりの人のよさから、詐欺計画は思わぬ方向に転がっていく。...
原田ひ香の小説をもとにした本作は、年金とアルバイト暮らしの主人公・一橋桐子が“ムショ活”に取り組むうちに新たな発見や出会いを得て、生き生きと変化していくさまを描く物語。孤独死への不安で絶望していた桐子は、テレビで観たある逮捕者の「楽になるため刑務所に入りたかった」という供述に心を奪われ、「できるだけ人に迷惑をかけずに捕まる道」を模索し始める。...
グランプリ受賞の副賞として製作されたHuluオリジナル「まだゆめをみていたい」は、マンガ志望の大学生・前田夢子の物語。ある日大手出版社のマンガ雑誌で入賞を果たした夢子は、ヒットメーカーの編集者・新睦月と、まずは読み切り掲載を目指すことに。しかし早々に生みの苦しみに直面した夢子は、実力を発揮できず落選。自信を取り戻せないまま、次は大型コンペ「マンガ未来大賞」に挑むことになる。大賞が獲りやすい恋愛ジャンルに初めて取り組むが、描きたいものが思うように描けない日々を過ごす。しかしある晩、描いているマンガが夢として現れ、その中で、彼女の思い通りに動いてくれない男・叶人に出会う。...
森奏子(22)はアパレル店に勤務し、アパレルプランナーになる夢を追いかけている。社内の企画コンペに応募するため日夜、試行錯誤を重ねていた。奏子は海外留学の資金をためるため、チャットレディとしても働いている。毎週火曜深夜0時、ハンドルネーム《トレント》が奏子のチャットルームにインしてくる。正体は不明だが、奏子の夢を応援してくれている。奏子は、トレントを異性として気にかけていた。 ある日、奏子が働くアパレル店に上司の早川啓介(26)が現れる。奏子と啓介はそりが合わず、すれ違いながらも、次第に距離を縮めていく。奏子はトレントと啓介の間で恋心を揺れ動かすようになっていく。 奏子は、自分の“想い”を確かめるため、禁じられているトレントとの面会を願い出た。 トレントの正体を知った時、奏子は衝撃の事実を突き付けられる破目になる。やがて、奏子は恋愛をとるか、自分の夢を追いかけるかの決断を迫られる――。</p>...
本作では、小学校教師・瀬戸亮介とレモン農家の相川瑞樹による結婚式当日の様子が描かれる。式の直前に、亮介が結婚相手は男性であると両親や親戚、友人たちに伝えていなかったことが発覚。彼の父の大激怒をはじめとして、両家の父たちの大喧嘩、瑞樹の元彼氏の登場など、2人は次々ハプニングに見舞われていく。...
本作は、恋愛に縁がなくいつもつるんでいる男子高校生4人組の青春物語。女子の心の声が聞こえてしまう特殊能力を持つ日高太陽が、同じクラスの橘柊に初めての恋心を抱くことからストーリーが展開する。...
本作は佐々涼子が第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」をもとにしたヒューマンドラマ。古沢良太や香坂隆史が脚本を手がけ、国境を越えて遺体を家族のもとへ送り届ける国際霊柩送還士の姿が描かれる。...
<p><span style="color: rgb(17, 17, 17); font-family: Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 13px; background-color: rgb(255, 255, 255);">本作は、吃音症によりクラスメイトからいじめを受ける高校生・神戸明彦が、殺人欲求を抱えたクラスメイト・七尾光莉とともに殺人を犯しながら逃亡する青春スプラッターロードムービー。</span></p>...
「一月の声に歓びを刻め」は、三島が47年間向き合い続ける“ある事件”をベースに、自主映画から製作をスタートしたオリジナル企画。北海道・洞爺湖の中島、東京・伊豆諸島の八丈島、大阪の堂島を舞台に、ストーリーの重要な存在として登場する“れいこ”をめぐる心の葛藤が描かれる。「船でゆく者」「船を待つ者」「船で来る者」と“方舟(はこぶね)”をテーマに、それぞれ心に傷を負う3人のもと、3つのストーリーが交錯。別々の“島”で進行するストーリーがある共通項で交わったとき、驚きの事実があらわになる。...